マークとスウォッチ・グループのCEOニック・ハイエック・ジュニアの間で、スウォッチのダイバーズウォッチ「スキューバ」とブランパンの元祖ダイバーズウォッチである「フィフティ ファゾムス」という2つのアイコンについての会話が交わされたのだ。そして、両社は2023年発表に向け、プロジェクトにゴーサインを出した。今年がフィフティ ファゾムス生誕70周年を迎える節目の年であることからも、この判断は的を射たものだった。
8月末の水曜日、私はスウォッチ本社内にある講堂の入り口に立っていた。窓の外を見ると、私の眼下に長い行列ができていた。ムーンスウォッチの新作、ムーンシャインゴールドの針を備えた「ミッション・トゥ・ネプチューン」を手に入れようと集った腕時計ファンたちだ。しかし、彼らは階上でもっと大きな出来事が起こっていることを知る由もなかった。
参考記事：
https://www.pinterest.jp/nuliba2014/この新たなコラボレーションについて知っておくべきこと、そしてこれがムーンスウォッチよりも重大な出来事である理由を、ニック・ハイエック・ジュニア、マーク・ハイエック、そして特別プロジェクト責任者であるグレゴリー・キスリングの独占コメントとともに紹介しよう。
スウォッチ×ブランパン「スキューバ フィフティ ファゾムス」の仕様詳細
スウォッチ×ブランパンによる「スキューバ フィフティ ファゾムス」がいよいよ登場！
このコレクションには、5つの海にちなんだ5つのモデルがある。それぞれの時計の直径は42.3mm、厚さは14.4mm、リップからラグまでは48mm、重さはそれぞれ44gだ。内部には、最長90時間のパワーリザーブを誇る自動巻きムーブメントSISTEM51を搭載する。文字盤に記されているように水深91mまでの防水性能を持ち、一方向に回転するバイオセラミックベゼル（オリジナルの「フィフティ ファゾムス」のベゼルに敬意を表している）は120個の歯を備えている。また、60分計と文字盤の数字、針にはグレードAのスーパールミノバ（夜光顔料）が施されている。文字盤を覆うガラスには、傷防止加工を施したバイオ素材が用いられた。
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