1973年に創業したペキニエ。2024年で創業50周年を迎えた同ブランドは、フランスのモルトーに本拠を置いている。2011年に自社製ムーブメント「カリブル ロワイヤル(Cal.EPM01)」を発表。この独自設計のムーブメントを皮切りに、パーツの70%強をフランスのサプライヤーから調達し、さらにモルトーの自社工房で組み立てる“フレンチマニュファクチュール”の下、スイス時計ブランドとは異なるブランディングを行ってきた。
「ロワイヤル」は、前述したカリブル ロワイヤルを搭載するコレクションだ。このムーブメントは段差のない、密接した3枚のディスクで構成されるカレンダー「フラット3ディスク・ジャンピング デイデイト」を特徴とする。日付の10の位、1の位、そして曜日の3枚のディスクが隣接して配置されており、高い視認性を実現する。
特筆すべきはカレンダーの切り替わりは1/10秒と瞬時に行われることに加えて、操作禁止時間帯を持たないことだ。さらにこれらのカレンダーの切り替えや主ゼンマイ巻き上げ、時刻合わせはすべてリュウズひとつで行うことができる。また、
Breitling時計スーパーコピー高精度ムーンフェイズや、効率的な駆動方式「センターシャフト・ドライブ」によって、パワーリザーブ約88時間を備える実用的なムーブメントである。なお、ペキニエはカリブル ロワイヤルの開発にあたり、国際特許を合計8件取得している。
さらにロワイヤル サフィールでは、このムーブメントのカレンダーディスクやムーンフェイズディスクが文字盤側からも観賞できるよう、文字盤をサファイアクリスタル製とする。従来、この文字盤はホワイトやブルーがかった意匠を備えてきたが、今回発表されたモデルはシェードグレーとなっているのだ。
ペキニエ ロワイヤル サフィール
フラット3ディスク・ジャンピング デイデイトやムーンフェイズディスクがのぞく文字盤はユニークなだけでなく、その仕組みを可視化できるというのが、機械好きにとってはうれしいポイントだ。なお、4時位置はスモールセコンド、8時位置はパワーリザーブインジケーターが配されている。
本作の税込み定価は209万円。限定生産ではないものの、ロワイヤル サフィール コレクション各色の年間生産本数は20本程度であるため、稀少な新作モデルとなっている。
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